マトリョーシカ（2011年生、母アイスドール）

マトリョーシカ（2011年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「マトリョーシカ人形」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時13歳）と交配したアイスドールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦3勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月13日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のパンズラビリンスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月25日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフォローハートを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月23日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の深秋特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

4歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のネヴァーハーツに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月18日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のインディアトロフィー（中京ダート1900m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

11月7日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

12月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 小雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

5歳（2016年）

2月13日、中8週で迎えた11戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

6歳（2017年）

2月12日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。