パチャママ（2009年生、母レディアモーレ）

パチャママ（2009年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母なる大地（ケチュア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したレディアモーレが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）嶋田牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、嶋田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、嶋田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって630万円で落札された。12歳のとき、サンデーヒルズから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、木稲安則によって33万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

6月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、コスモメガトロンに交わされて3馬身半差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のナイスゴールドに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月7日、中4週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

9月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

12月10日、中9週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

3歳（2012年）

1月15日、中4週で迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

7月22日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

12月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。