キャンビー（2018年生、母ヴェラオン）

キャンビー（2018年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「可能性を表す意味となる」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時17歳）と交配したヴェラオンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は市川フアーム。主な勝ち鞍は2022年の栃木県馬事畜産振興協議会長賞(一般C2三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川ファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって388.8万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月17日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3歳（2021年）

5月15日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

7月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、4着に入った。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

9月22日、中9週で迎えた8戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエキサイティングリレーin浦和賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2七八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、栃木県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月22日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4歳（2022年）

1月1日、中0週で迎えた12戦目は、六座頭賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は保園翔也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

1月19日、中2週で迎えた13戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた14戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月2日、連闘で迎えた15戦目は、鳴雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で保園翔也騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた16戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

6月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2五（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、ヒゲクレイジーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月31日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた23戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、浦和×大井エキサイティングリレー賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2二三四（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ゴールドソックスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

11月21日、中4週で迎えた25戦目は、栃木県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のトモノクリスタルを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月27日、中4週で迎えた26戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、深谷『渋沢栄一』賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のケイアイマボラに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2023年）

1月10日、中1週で迎えた27戦目は、初春特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた28戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた29戦目は、爽春特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。