スズノウルフ（2008年生、母スズノナルビー）

スズノウルフ（2008年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋狼」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時11歳）と交配したスズノナルビーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は徳重正幸。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害1戦0勝、地方16戦4勝。主な勝ち鞍は2011年のありがとうの里荒尾賞(一般C3-4)。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3歳（2011年）

1月20日、中5週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のノカイドウ特別（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた9戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

5月28日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた12戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

8月27日、中7週で迎えた13戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月29日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、一般C17（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた15戦目は、一般C17（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクラウンスウィープに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のパンドラクラウンに2馬身半の差をつけて制した。

10月28日、連闘で迎えた17戦目は、前田克也&沙織結婚十周年杯（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエスパーシアトルに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

11月11日、中1週で迎えた18戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、名馬を訪ねて九州遠征UI賞（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた19戦目は、ありがとうの里荒尾賞（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムモーレツに4馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月16日、中1週で迎えた20戦目は、荒尾ふれあい朝市会賞（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2012年）

2月26日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、サンライズ特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3月18日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた23戦目は、花まつり特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた24戦目は、端午特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月1日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた27戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた28戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。