ウエダスカイ（2001年生、母ダイナカルメン）

ウエダスカイ（2001年4月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋セイウンスカイ号より」。毛色は芦毛。種牡馬のブロッコ（当時10歳）と交配したダイナカルメンが21歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は金舛幸夫。戦績は、中央平地11戦1勝、地方17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金桝幸夫から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサクセスアルデンテをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2004年）

4月10日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい18着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた5戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 小雨/不良）に出走。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた9戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、藻川特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4歳（2005年）

7月23日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた11戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

9月21日、中7週で迎えた13戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、スターマイン特別（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた14戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、沙流川特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月21日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月28日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、一般B6（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5歳（2006年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、日本ベンダーネット杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般B9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンエースを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月24日、中3週で迎えた19戦目は、一般B10（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般B11（笠松ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた21戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B9（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアローリネージュに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月23日、中2週で迎えた22戦目は、青葉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモアザンステルスに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月29日、中4週で迎えた23戦目は、揖斐川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた25戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた26戦目は、柳津東塚フジ写真館杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高木健騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高木健騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた28戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高木健騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。