コスモメソッド（2014年生、母アイアイサクラ）

コスモメソッド（2014年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋左手でスノーボードのかかと側のエッジを掴みながら反る技」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時7歳）と交配したアイアイサクラが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方17戦5勝2着2回。2017年の大観峰賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月23日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

8月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月19日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2017年）

1月9日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーヴルを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルデライトに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセツナイキモチに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の大観峰賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターダストライトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月1日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた11戦目は、わし座特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、晩秋特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、季秋特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦4勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、ハーベストカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦4勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦4勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず最後はリッコデラコルトと並んで5着同着となった。

12月9日、中1週で迎えた16戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特選（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた17戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2017SAGAジョッキーズセレクション（佐賀ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

4歳（2018年）

1月7日、中1週で迎えた18戦目は、ニューイヤー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた19戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、ダイメイライナーに半馬身交わされて2着となった。

2月11日、中2週で迎えた20戦目は、オリオン座特選（佐賀ダート1750m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のセイフケンシロウに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月17日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、クロッカス賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったバークレアヴィガをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月3日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、ひな祭り賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（10戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた23戦目は、春分賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。