キンノマサカリ（2017年生、母クロンヌドール）

キンノマサカリ（2017年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「金の鉞。父名、母名、本馬の誕生日が端午の節句より金太郎の鉞を連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時14歳）と交配したクロンヌドールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月27日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムゴールデンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったレーヌブランシュにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2020年）

9月26日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月24日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフームスムートに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2021年）

2月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

3月20日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの矢作川特別（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月17日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったマテンロウスパークにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの五泉特別（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリーピングリーズン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの苗場特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフィストバンプに1馬身3/4の差をつけて順当に勝利した。

9月20日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの竹田城ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2022年）

6月19日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスのオークランドサラブレッドレーシングトロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

2022年6月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。