リトルアクトレス（1999年生、母スルーオジュニアス）

リトルアクトレス（1999年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトロットサンダー（当時10歳）と交配したスルーオジュニアスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷山光雄。戦績は、中央平地16戦1勝、地方25戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月3日、デビュー戦はB.ドイル騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は404kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入った。

3月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でB.ドイル騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネマリシテンを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月23日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月18日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた16戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

7月11日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、高麗川特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた18戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、大麻生特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月14日、中0週で迎えた19戦目は、一般C1四（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた20戦目は、天王星特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で細川勉騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月6日、中0週で迎えた21戦目は、海王星特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で細川勉騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川勉騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月3日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川勉騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川勉騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

10月17日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で細川勉騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1五（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で細川勉騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた27戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で細川勉騎手（9戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた28戦目は、茜浜特別（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で細川勉騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1二（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で細川勉騎手（11戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた30戦目は、丹沢特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で細川勉騎手（12戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1二（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で細川勉騎手（13戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた32戦目は、一般C1三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で細川勉騎手（14戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンセンウインドーを異次元の末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2004年）

1月1日、連闘で迎えた33戦目は、初日の出特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で細川勉騎手（15戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

1月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、神流湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で細川勉騎手（16戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月4日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた35戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で細川勉騎手（17戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で細川勉騎手（18戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた37戦目は、晩夏特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で細川勉騎手（19戦1勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた38戦目は、三波石峡特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で細川勉騎手（20戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた39戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、めのう特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた40戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は細川勉騎手（21戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6歳（2005年）

4月13日、約7か月の休養明けで迎えた41戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（22戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。