フェアリーウイング（2014年生、母クリップフェアリー）

フェアリーウイング（2014年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「妖精の翼」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時9歳）と交配したクリップフェアリーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。主な勝ち鞍は2017年のファースト賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、アンジェラールによって21.6万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

6月4日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

8月6日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月24日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、6着を確保した。

11月19日、中3週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

3歳（2017年）

2月12日、中9週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず18着に終わった。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

8月1日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のファースト賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアベストルースに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の秋風賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、弾丸賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアイリッシュハープ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

10月25日、中1週で迎えた15戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、アレグロ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナスノキセキを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を収める

12月11日、中4週で迎えた17戦目は、快速賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2018年）

1月5日、中3週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、宝船賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた19戦目は、先鋒賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた21戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、桜月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた22戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスイートピー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた23戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、ひなぎく賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、戸田川緑地賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアスターリュートを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手に入れた。

5月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、マントンに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月22日、連闘で迎えた26戦目は、水無月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた28戦目は、風鈴特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた29戦目は、関東軽種馬青年部（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月24日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月31日、連闘で迎えた31戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた32戦目は、LVR名古屋ラウンドTWO（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた34戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた35戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ゴールドボディに交わされて3馬身差の2着となった。

5歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた36戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた37戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったディーエスレイダーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた38戦目は、節分特別（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた39戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた40戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた41戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。