ビーソニック（2014年生、母リモーネフレイバー）

ビーソニック（2014年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（馬主イニシャルより連想、働き者）＋音速」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時9歳）と交配したリモーネフレイバーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。主な勝ち鞍は2018年の一般C2七八。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、馬場祥晃によって324万円で落札された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月8日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5月24日、中8週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったファヴールに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中8週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4歳（2018年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーブルシリウスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月22日、中9週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、幸手ハッピーハンド賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

5月31日、中7週で迎えた11戦目は、行田・加須・羽生北埼玉広域連合賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテレグライドに6馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、梔子特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月5日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のリュウノハヤテを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

8月23日、中6週で迎えた14戦目は、処暑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月28日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、リンドウ特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、リンドグレンに交わされて3馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、芝山町特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。