セイコーアカデミー（1999年生、母スコールイ）

セイコーアカデミー（1999年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時13歳）と交配したスコールイが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地34戦4勝2着5回、中央障害1戦0勝。2002年の共同通信杯(G3)で3着に入った他、2001年の東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

9月9日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノマズルカを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月21日、中5週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したメジロアービンにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2002年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月18日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサクラプラチナを3/4馬身振り切って久方ぶりの一戦を制した。

9月28日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の月山特別（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

11月17日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の千倉特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したレディミューズに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月26日、中6週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカンファーベストをハナ差振り切って3勝目を獲得した。

2月23日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下のアメジストステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカンファーベストに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下のメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月21日、中6週で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香取特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5歳（2004年）

6月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のワイルドスナイパーに1馬身1/4の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

7月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のメジロマックイーンメモリアル（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたジョウノヴィーナス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月26日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のタマモクロスメモリアル（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（10戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出したが、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のトウカイテイオーメモリアル（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6歳（2005年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（12戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月19日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の新・函館市誕生記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したサンデーストリームに半馬身届かず2着に敗北した。

9月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月29日、中6週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（13戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7歳（2006年）

2月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（14戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月18日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の漁火特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

8歳（2007年）

1月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた31戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（15戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月20日、約6か月半の休み明けで迎えた35戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。