タマモチューズ（1985年生、母クインドラゴン）

タマモチューズ（1985年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のステイールハート（当時13歳）と交配したクインドラゴンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

11月8日、デビュー戦は岩元市三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、マチルダバンブーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒミノローマンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中2週で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアオミトップスターをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1988年）

1月17日、中3週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の若菜賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた6戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の雪割草特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた7戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下のれんげ賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

12月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

4歳（1989年）

1月14日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月12日、中2週で迎えた16戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンブーアゲインを強烈な末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず15着に終わった。

7月22日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上400万下の洞海特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた21戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本康二騎手（1戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた25戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた26戦目は、佐々木陸男騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 雪/重）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1990年）

4月3日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、小笠原義巳騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた28戦目は、田村光則騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月6日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、一般（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた31戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた32戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。