ノッテルーナ（2020年生、母ダイヤモンドムーン）

ノッテルーナ（2020年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夜(伊)+月(伊)。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したダイヤモンドムーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は株式会社サンデーヒルズ。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月24日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3歳（2023年）

4月2日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月10日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

8月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったメリタテスに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で古川吉洋騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシルバービスケッツに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で古川吉洋騎手（7戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川吉洋騎手（8戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイランドリンクスを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で古川吉洋騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で古川吉洋騎手（10戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。