ナオミベガス（2013年生、母タイムウィルテル）

ナオミベガス（2013年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカの都市名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時8歳）と交配したタイムウィルテルが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、塩澤正樹によって1,836万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月24日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2016年）

5月1日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のオールスマイルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月11日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイティティーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスタキサンチンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったマウントハレアカラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。