ジーティースピカ（2021年生、母ロイヤルメジャー）

ジーティースピカ（2021年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「屋号+おとめ座α星」。毛色は鹿毛。種牡馬のShanghai Bobby（当時11歳）と交配したロイヤルメジャーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2024年の近江町市場カニまつり賞(一般C2九)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって2,200万円で落札された。

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月8日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3歳（2024年）

4月13日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場なく16着に敗れた。

10月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から25kg増やして迎えた7戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、ZIRO生誕杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、近江町市場カニまつり賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミュークインディに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のランドエースに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。