マイネルバイエルン（1996年生、母トーヨージョオー）

マイネルバイエルン（1996年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルヴァーエンディング（当時9歳）と交配したトーヨージョオーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回。1999年のセントライト記念(G2)で3着に入った他、1998年のダリア賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,000万円（10万×100口）で一口馬主が募集された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

7月26日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月17日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（1999年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で坂井千明騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井千明騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したタイキダイヤにクビ差届かず2着となった。

1月31日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井千明騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

2月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井千明騎手（8戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオタツミダケを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月27日、中4週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井千明騎手（9戦1勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂井千明騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井千明騎手（11戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒミノダハールをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で坂井千明騎手（12戦2勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンの駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で坂井千明騎手（13戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で坂井千明騎手（14戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は16戦連続で坂井千明騎手（15戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた17戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で坂井千明騎手（16戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた18戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月14日、連闘で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の三面川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた20戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた21戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（17戦2勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。