アグネストラベル（2003年生、母ソヨカゼ）

アグネストラベル（2003年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋急いで動く」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したソヨカゼが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地30戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の皆生特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月7日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月23日、中8週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッドバラードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タガノエクリプスに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月19日、連闘で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したレソナルに半馬身届かず2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、エイシンダンベリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2006年）

3月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3月11日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したシアトルバローズにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた11戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のゴーファイトウィンに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月8日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたヒカリアイ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタマモドンをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

4歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

6月17日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のラインストームに1馬身1/4の差をつけて制した。

8月5日、中4週で迎えた21戦目は、KBC杯（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

10月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の室町ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

11月4日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2007フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5歳（2008年）

1月27日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1600万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

2月17日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

5月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6月7日、中3週で迎えた30戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。