ラベンダーポイント（1988年生、母ライラックポイント）

ラベンダーポイント（1988年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時10歳）と交配したライラックポイントが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回、中央障害3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月6日、デビュー戦は郷原洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3歳（1991年）

1月20日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、津曲幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、6着に入り込んだ。

4月20日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で津曲幸夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したオギワカマルに3/4馬身届かず2着となった。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で津曲幸夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月25日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津曲幸夫騎手（6戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったレガシーハードにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミホノクレスピンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は津曲幸夫騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月24日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（9戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（10戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4歳（1992年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で津曲幸夫騎手（11戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月15日、中8週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で津曲幸夫騎手（12戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で津曲幸夫騎手（13戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月25日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は津曲幸夫騎手（14戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（15戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5歳（1993年）

3月27日、約7か月半の休養明けで迎えた25戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったリリーブラウンから1馬身3/4差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた26戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエプソムエンペラーをアタマ差制して断然の支持に応えた。

6月19日、中9週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。