エイシンフェイバー（1987年生、母アポロオーダー）

エイシンフェイバー（1987年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時8歳）と交配したアポロオーダーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫功一。戦績は、中央平地32戦2勝2着1回、中央障害9戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

9月9日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（1990年）

1月14日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

3月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4歳（1991年）

2月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた13戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の北方特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は東田幸男騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したキョウエイビギンに3/4馬身届かず2着となった。

3月16日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の企救丘特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東田幸男騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビコーレジェンドに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で東田幸男騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルカシンフォニーに8馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月9日、中4週で迎えた19戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた20戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた23戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の八海山特別（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は東田幸男騎手（6戦2勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5歳（1992年）

5月16日、約8か月の休養明けで迎えた26戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた27戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた31戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月13日、中1週で迎えた32戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊中特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた33戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒートウェイブに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月31日、中3週で迎えた34戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた35戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた36戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1993年）

1月24日、中3週で迎えた38戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で北村卓士騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた39戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で北村卓士騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた40戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は東田幸男騎手（7戦2勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた41戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月21日、約3か月の休養明けで迎えた42戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた43戦目は、一般A3（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた44戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた45戦目は、一般C2-1（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。