ミスマリリン（1990年生、母シャダイルイジアナ）

ミスマリリン（1990年6月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレシテイシヨン（当時12歳）と交配したシャダイルイジアナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別福田ファーム。戦績は、中央平地17戦3勝。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

荒木静雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

6月27日、デビュー戦は天間昭一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は天間昭一騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドウカンミライに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月9日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月14日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で天間昭一騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

4歳（1994年）

1月30日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で天間昭一騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で天間昭一騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で天間昭一騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で天間昭一騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で天間昭一騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6月26日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイキキクイーンに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

5歳（1995年）

2月25日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月16日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラッキーダイアリーをクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。