フミサウンド（2020年生、母アブソルートリー）

フミサウンド（2020年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より+健康、健やか、健在」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時11歳）と交配したアブソルートリーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年のダリア賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、林文彦によって3,630万円で落札された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月25日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイコサンを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月6日、中5週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたミシシッピテソーロ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

4月22日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあやめ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドーバーホークに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月29日、中7週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったベガリスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中2週で迎えた9戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のダノンアーリーに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4歳（2024年）

2月11日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月20日、中9週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月16日、中7週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。