ハッピーチャート（2010年生、母ムーンライトガーデンズ）

ハッピーチャート（2010年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「幸せの海図。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したムーンライトガーデンズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桜井牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着1回、地方9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月28日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったヒシアメジストに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2013年）

1月20日、中5週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた6戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

8月18日、中3週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月31日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月18日、中6週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレアパルファムに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のレアパルファムに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るレアパルファムを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

4歳（2014年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

8月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/重）に出走。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

8月31日、中1週で迎えた20戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた21戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた22戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月6日、中4週で迎えた23戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 小雪/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月21日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5歳（2015年）

1月25日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

3月21日、中7週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイティグレスをクビ差振り切って3勝目を手にした。

3月29日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6月28日、中6週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

10月9日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、かぼちゃ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた31戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた32戦目は、初霜スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた33戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、リゲル賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた34戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、ウインターテール賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。