サカジロウィーク（2013年生、母パシフィーク）

サカジロウィーク（2013年1月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時18歳）と交配したパシフィークが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）スガタ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害5戦0勝、地方21戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の孔雀特別。

経歴

デビュー前

当歳のとき、スガタ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、若林順一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、竹内三年によって658.8万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月14日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3歳（2016年）

1月22日、中6週で迎えた4戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンスダンスダンスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスモールワールドに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のウイングラウベンに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月7日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルブルローネに2馬身の差をつけて制した。

4月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の大鷲特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったキタノシャーロットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月25日、連闘で迎えた13戦目は、3歳戦の小椋錦也60歳バースデー記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドパークに7馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（10戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で宇都英樹騎手（11戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーラッドに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の孔雀特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宇都英樹騎手（12戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて、最後は2着のキミノマリアをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

8月2日、中3週で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ゲンゴロウ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた18戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、こうま座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（13戦7勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、カシオペア座特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた22戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月18日、連闘で迎えた23戦目は、神無月特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェリシダーデスに約13馬身の大差をつけて8勝目をつかんだ。

10月31日、中1週で迎えた24戦目は、カイヅカイブキ賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4歳（2017年）

3月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4月16日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月9日、中7週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。