アマレット（2008年生、母アドベンチャーオン）

アマレット（2008年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アーモンドの香りをもつイタリア産のリキュール」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時11歳）と交配したアドベンチャーオンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝康晴。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害1戦0勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年のレ・コードなまちにいかっぷ特別(B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大滝康晴から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって934.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、角家弘志によって682.5万円で落札された。

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

7月9日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月20日、中3週で迎えた5戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、一般C19（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエリザベートアスクに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月10日、中2週で迎えた6戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C12（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマサカリに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2012年）

1月21日、中9週で迎えた7戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月12日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた10戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた12戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

11月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた14戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2013年）

1月20日、中8週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた16戦目は、アメジストスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月7日、中4週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた17戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月23日、中7週で迎えた19戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた20戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた21戦目は、チャオ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったマリアティアラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた22戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレジオンドヌールに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた23戦目は、小牧太カップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた24戦目は、丹波篠山黒まめ特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で竹村達也騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹村達也騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で竹村達也騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた27戦目は、すいせん賞（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で竹村達也騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた28戦目は、なんてん賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で竹村達也騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6歳（2014年）

1月14日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で竹村達也騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。