モアナブルー（2014年生、母ブルーリッジリバー）

モアナブルー（2014年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「海洋、広い海（ポリネシア語）＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のローエングリン（当時15歳）と交配したブルーリッジリバーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。戦績は、中央平地15戦0勝2着3回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

2歳のとき、岡田スタッドから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、レックスによって550.8万円で落札された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

9月10日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3歳（2017年）

2月19日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

6月4日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったタカミツサクラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッタナシから1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、あんず賞（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニシノマッハをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャインメソッドを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

4歳（2018年）

1月21日、中9週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

5月20日、中2週で迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

7月28日、中9週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。最後は、勝ったジュリーハーツからクビ差の2着に甘んじた。

8月19日、中2週で迎えた16戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。15着に敗れた。

10月21日、中8週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた18戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2019年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた20戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた21戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

6月30日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。6着に入り込んだ。

8月11日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。16着に敗れた。

10月26日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。3着に入った。

11月16日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6歳（2020年）

5月17日、約6か月の休み明けで迎えた28戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2020年10月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。