ジョウノエンジェル（1991年生、母ザンベージ）

ジョウノエンジェル（1991年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時18歳）と交配したザンベージが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

5月14日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のブルーカメリアをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

9月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャインドリームを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を収める

4歳（1995年）

7月16日、約10か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5歳（1996年）

3月9日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた8戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のエーコーマイティを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

5月19日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたランフォーローズ決め手に屈してクビ差の2着となった。