ケイアイスキャット（2004年生、母Fujitime）

ケイアイスキャット（2004年4月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋急いで立ち去れ。父父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のTale of the Cat（当時10歳）と交配したFujitimeが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦1勝、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月23日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

12月2日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

3歳（2007年）

1月21日、中6週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

3月17日、中7週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のカシノダンクをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月1日、中1週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

9月1日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4歳（2008年）

1月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた11戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、さよう特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ダンシングキングに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月14日、中0週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のモエレパストラルに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4月10日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた14戦目は、日本盛カップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた16戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた18戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上A2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月17日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

10月1日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。