オイデヤスダイジン（2017年生、母ハロータマ）

オイデヤスダイジン（2017年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「いらっしゃいませ(京都弁)+大臣」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時14歳）と交配したハロータマが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月20日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウテンスイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2020年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のグルアーブをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月7日、中8週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

5月2日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのしゃくなげ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月8日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2021年）

1月17日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、夏木立特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月18日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、愛されて38年クラブR麗夏ママ誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のカネコメヒカルを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた10戦目は、琴ヶ浜特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。