レイジングスラスト（2020年生、母ワイルドウインド）
Raging Thrust
2020.03.05
レイジングスラスト（2020年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「猛烈な推力。前方方向への猛烈なスピードに期待」。毛色は鹿毛。種牡馬のロゴタイプ（当時10歳）と交配したワイルドウインドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方18戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2023年のC1八 九 十(一般C1八九十)。
経歴
デビュー前
当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、吉澤ステーブルによって4,070万円で落札された。
矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2022年）
11月12日、デビュー戦は古川奈穂騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は530kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。
11月26日、中1週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。
12月3日、連闘で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着を確保した。
3歳（2023年）
4月2日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。
4月15日、中1週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。
4月30日、中1週で迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入った。
6月18日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。
7月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は古川奈穂騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。
7月22日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、3歳戦の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。
7月30日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、3歳戦の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は古川奈穂騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
11月16日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、山茶花特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ラスブリサスに交わされて5馬身差の2着に敗北した。
デビュー前
当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、吉澤ステーブルによって4,070万円で落札された。
藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。
12月9日、中2週で迎えた12戦目は、C1八 九 十（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアゼリアグレートを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。
12月30日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。
4歳（2024年）
4月25日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。
5月15日、中2週で迎えた15戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六七（大井ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。
8月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ミント・フラッペ賞（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
9月10日、中2週で迎えた17戦目は、こうま座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鷹見陸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のショウナンタバルアに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。
9月29日、中2週で迎えた18戦目は、おひつじ座特別（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。
10月16日、中1週で迎えた19戦目は、白秋特別（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見陸騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。
11月4日、中2週で迎えた20戦目は、ほうおう座特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見陸騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着に入った。
12月2日、中3週で迎えた21戦目は、やまねこ座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見陸騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシャープムスタングを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
5歳（2025年）
2月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、ひいらぎ特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。
3月12日、中2週で迎えた23戦目は、ふたご座特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。
3月25日、中1週で迎えた24戦目は、うみへび座特別（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は鷹見陸騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アドマイヤエイジアに交わされて1馬身1/4差の2着となった。
4月15日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3五（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見陸騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。
9月16日、約5か月の休養明けで迎えた26戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のホウオウエニシを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦をモノにした。
9月30日、中1週で迎えた27戦目は、待宵特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したユズノキを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
10月15日、中1週で迎えた28戦目は、初紅葉特別（名古屋ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。