カシノチャーム（2009年生、母タイムレスジェム）

カシノチャーム（2009年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部。おまじない」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時15歳）と交配したタイムレスジェムが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、中央障害2戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山育成牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月13日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3歳（2012年）

1月22日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

2月18日、中3週で馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

3月18日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月23日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた14戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（6戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月12日、連闘で迎えた16戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた18戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月4日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。