ライネストウショウ（1991年生、母ハーデイトウショウ）

ライネストウショウ（1991年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウショウレオ（当時9歳）と交配したハーデイトウショウが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地15戦2勝。1993年の函館3歳ステークス(G3)で3着に入った他、1993年のクローバー賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

8月7日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズドーターに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月29日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のガイドブックを3/4馬身振り切って優勝

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月25日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3歳（1994年）

1月30日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

3月19日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた7戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた10戦目は、黛幸弘騎手を鞍上に迎えて、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた11戦目は、’94フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4歳（1995年）

7月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛幸弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で黛幸弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛幸弘騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。