チハヤ（2020年生、母グランドゲルニカ）

チハヤ（2020年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「千早」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミッキーロケット（当時7歳）と交配したグランドゲルニカが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中田英樹。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦3勝。2022年の’22ルーキーズサマーカップで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田英樹から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、浦野和由によって220万円で落札された。

加藤誠一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2022年）

7月7日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のボルドーグリフォンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月3日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のシャイニングヒーロー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンの’22ルーキーズサマーカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた4戦目は、2歳戦の新鋭特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のグレートジャーニーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月8日、中6週で迎えた5戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3歳（2023年）

1月9日、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

2023年1月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の馬い!卵はサンサンエッグ記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のカサブランカ特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた9戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、OMOTANはだの賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビックランサーをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

8月26日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月24日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

2023年9月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月23日、中8週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた12戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、埼玉県畜産会長賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

4歳（2024年）

2月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、海神スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた14戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた15戦目は、DIGITAL賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は室陽一朗騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

3月14日、連闘で迎えた16戦目は、よみうりランド遊園地開園60周年記念（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で室陽一朗騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた17戦目は、春風特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で室陽一朗騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた18戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、苗代特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。