タニノハイレベル（1988年生、母タニノルザック）

Tanino High Level

1988.04.05

タニノハイレベル（1988年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニゾン（当時13歳）と交配したタニノルザックが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月8日、デビュー戦は原昌久騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したマリンジェットにクビ差届かず2着となった。

3歳（1991年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したマキノマキシマムにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月3日、中3週で迎えた5戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

4月6日、中4週で迎えた6戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた8戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカバリセレーネをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

6月16日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は原昌久騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（1992年）

1月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。