クリノオデッセイ（2021年生、母クリノミユキチャン）

クリノオデッセイ（2021年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシアの叙事詩」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンシャーク（当時13歳）と交配したクリノミユキチャンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日西牧場。主な勝ち鞍は2025年の一般C16。

経歴

デビュー前

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月13日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた2戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた6戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた7戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2025年）

1月18日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月12日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニホンピログリットに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月27日、中1週で迎えた11戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、五条川特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったスカイレイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスカイレイを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

5月9日、中1週で迎えた14戦目は、恋路ヶ浜特別（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。