オンワードステラ（1993年生、母オンワードミンクス）

オンワードステラ（1993年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオークワース（当時8歳）と交配したオンワードミンクスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

11月5日、デビュー戦は黛幸弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

12月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

3歳（1996年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

5月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマルチスウェット特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月25日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、メイショウアケボノに交わされて3馬身半差の2着となった。

6月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、エイシンオリンパスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のゲイリーアポロに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月10日、中3週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた9戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

9月14日、中4週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったシーサイドゴールドに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（1997年）

5月18日、約8か月の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

10月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（6戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り18着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は水野貴広騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5歳（1998年）

4月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。