ホウオウドリーム（2014年生、母メジロドーベル）

ホウオウドリーム（2014年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋夢」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したメジロドーベルが21歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2018年の御堂筋ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹芳央によって6,480万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

5月14日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイレイザーを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月2日、連闘で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月26日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のグリントオブライトに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフェイズベロシティをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

4歳（2018年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月1日、中5週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のテーオーフォルテをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月5日、中4週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

11月4日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた15戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6歳（2020年）

1月11日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦2勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月2日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

2020年5月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。