ホットフレイバー（2004年生、母ノクターン）

ホットフレイバー（2004年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「辛い風味。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のタバスコキャット（当時13歳）と交配したノクターンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の新涼特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月26日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

3歳（2007年）

3月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレオスマイルを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月17日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた3戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月9日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2008年）

11月23日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた6戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2009年）

1月18日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田村太雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のチャームキャップを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

2月21日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田村太雅騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月13日、中9週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウアツヒメを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のケイアイテンジンを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

11月21日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（2010年）

4月18日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

5月29日、中5週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

7歳（2011年）

5月28日、約11か月の休み明けで迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。