カカドゥ（2012年生、母アイライクユー）

カカドゥ（2012年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オーストラリアの公園名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時11歳）と交配したアイライクユーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の種市特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月4日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったナンヨーテンプルにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヴァーサトルを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月6日、中5週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたトーセンバジル決め手に屈してクビ差の2着となった。

3歳（2015年）

2月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

5月2日、中8週で迎えた5戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手が足りず16着に敗れた。

4歳（2016年）

4月3日、約11か月の休養明けで迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したジュンファイトクンにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月23日、中2週で迎えた7戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の種市特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエニグマバリエートをハナ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2017年）

5月28日、約11か月の休養明けで迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月8日、中5週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。