エルセンブルグ（2017年生、母アイスフォーリス）

エルセンブルグ（2017年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「チューリップの品種名」。毛色は芦毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したアイスフォーリスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,600万円（90万×40口）で一口馬主が募集された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月12日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

3月8日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアルディエンテをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの山吹賞（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2021年）

1月11日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月13日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた9戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた10戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5歳（2022年）

1月25日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東原悠善騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

2月9日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東原悠善騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

6月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた14戦目は、フロリダ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東原悠善騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2二三（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で東原悠善騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、フローズン・ダイキリ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で東原悠善騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2二三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で東原悠善騎手（7戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた18戦目は、スティンガー賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で東原悠善騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた19戦目は、モヒート賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で東原悠善騎手（9戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で東原悠善騎手（10戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。