ケンタッキーグレイ（2021年生、母ピンクプリンセス）

ケンタッキーグレイ（2021年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のトゥザワールド（当時10歳）と交配したピンクプリンセスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沖田牧場。2024年のル・プランタン賞(牝)で2着に入った他、2024年の佐賀ユースカップで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、本城によって275万円で落札された。

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

5月4日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた2戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

7月25日、中5週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた5戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の新冠産駒応援賞（門別ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤルキゲンキユウキを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた7戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ6（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったキタノヒーローに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのブロッサムカップ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ8（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた11戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳-2組（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた12戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3歳（2024年）

1月6日、中2週で迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のニュースター特別（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月21日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦の七ツ釜特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の竜門峡特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の波戸岬特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したダバイカンティークを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のブライトスター特別（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェザークイルを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4月7日、中1週で迎えた19戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグラインドアウトを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4月28日、中2週で迎えた20戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた21戦目は、3歳オープンの栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた22戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた23戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの佐賀ユースカップ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月20日、中2週で迎えた24戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、やまゆり特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた25戦目は、盛夏賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた26戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、葉月賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月29日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのロータスクラウン賞（佐賀ダート1860m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた28戦目は、ダリア賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプアラニを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。