シルクラズベリー（2003年生、母シャクヤク）

シルクラズベリー（2003年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ラズベリー、木いちご」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したシャクヤクが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田修一。戦績は、中央平地32戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月19日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスパークチャットに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月16日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた7戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3歳（2006年）

1月7日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

6月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月9日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4歳（2007年）

1月13日、中4週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月3日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。15着に終わった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた22戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

5歳（2008年）

1月26日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた25戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた26戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた30戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月20日、約5か月半の休み明けで迎えた31戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

6歳（2009年）

1月18日、中3週で迎えた32戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。