シルクグリフィン（2001年生、母ラロマンス）

シルクグリフィン（2001年5月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシア神話で黄金の宝を守る獣」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時9歳）と交配したラロマンスが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田ファーム。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の相馬特別(500万下)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月15日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

3歳（2004年）

2月7日、中7週で迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた4戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月18日、中9週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

9月26日、中2週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラブリイマーチャンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月24日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のスプラッシュに3馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したジェイケイテイオーにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月26日、中6週で迎えた13戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のテンポイントメモリアル（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（2005年）

2月19日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の早春賞（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

4月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

5歳（2006年）

1月14日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

7月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7歳（2008年）

3月9日、約19か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4月13日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。