サバイバルバトル（1997年生、母パラダイスリラ）

サバイバルバトル（1997年3月22日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時11歳）と交配したパラダイスリラが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地27戦5勝2着3回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の美浦特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

6月25日、デビュー戦はF.サンチェス騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.サンチェス騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったバトルチェイスをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

8月6日、中3週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のエーピーリュウエンに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月24日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2001年）

3月4日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の渥美特別（中京芝2500m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

11月25日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のフェリシタルを半馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

12月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5歳（2002年）

7月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

8月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の火打山特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月3日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のトーセンビーイングに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったトーアメイウンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美浦特別（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラヴァリージェニオをアタマ差振り切って優勝

12月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の香取特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6歳（2003年）

3月16日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の野麦峠特別（中京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたタケハナオペラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクリールポイントをクビ差振り切って制した。

4月13日、中1週で迎えた19戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた20戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6月1日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でD.オリヴァー騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の朱鷺ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月11日、中7週で迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた24戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

7歳（2004年）

1月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

8月15日、約6か月半の休み明けで迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の朱鷺ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（7戦3勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

9月25日、中5週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた28戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた29戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた30戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

11月23日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、白嶺賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月25日、中4週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた33戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8歳（2005年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた34戦目は、全国公営競馬馬主連合会杯（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原幸弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9歳（2006年）

7月1日、約18か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた35戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原幸弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

7月15日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた36戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原幸弘騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた37戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原幸弘騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた38戦目は、桂樹杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原幸弘騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。