カゼノシンフォニー（2002年生、母カミカゼグレース）

カゼノシンフォニー（2002年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋交響曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したカミカゼグレースが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水上習孝。戦績は、中央平地12戦0勝、地方18戦0勝。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月16日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着を確保した。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3歳（2005年）

1月5日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた4戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

4月30日、中3週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

10月2日、中6週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

4歳（2006年）

9月1日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月18日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた14戦目は、一般C2七（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5歳（2007年）

5月23日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた21戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、リヴェール（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた22戦目は、JA岩手ふるさとひとめぼれ杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた23戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般B3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月15日、中6週で迎えた24戦目は、一般B3三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた25戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3五（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた28戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B3五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3五（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

6歳（2008年）

1月5日、連闘で迎えた30戦目は、一般B3三四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。