スピードドリーム（1995年生、母スピードデクタス）

スピードドリーム（1995年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャルード（当時12歳）と交配したスピードデクタスが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。戦績は、中央平地8戦1勝、地方10戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

8月10日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月17日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミヤジプロスパーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月14日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3歳（1998年）

1月24日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

2月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

4月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月4日、中8週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた9戦目は、松浦裕之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカーネーション特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のハマナス特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦裕之騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦裕之騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

8月7日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひまわり特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松浦裕之騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したタイセンティアラを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦裕之騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月14日、中2週で迎えた14戦目は、マーズ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦裕之騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のリゲル特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松浦裕之騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたスーパージャシュア決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、リゲルケント賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松浦裕之騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

12月22日、中7週で迎えた17戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松浦裕之騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4歳（1999年）

1月2日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の春駒特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松浦裕之騎手（9戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。