トーアクレセント（2006年生、母トーアツキアカリ）

トーアクレセント（2006年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋三日月」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時13歳）と交配したトーアツキアカリが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

10月4日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、6着に終わった。

5月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のラッキーフラワーに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

4歳（2010年）

3月6日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4月22日、中6週で迎えた12戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、スピカ賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、プレアデス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、パール賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた16戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、シューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた18戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、赤富士特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた19戦目は、船橋競馬&船橋オート60周年賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。