ミキノセレナーデ（2005年生、母ムーンセレナード）

ミキノセレナーデ（2005年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋セレナーデ」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時10歳）と交配したムーンセレナードが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月30日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月8日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のピエナワイルドに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月27日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（12戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったファッシオドンナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月18日、中9週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（13戦1勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

2月7日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（14戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月28日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のメジロシーゴーをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

4月11日、中2週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

7月18日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（15戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（16戦1勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり18着に終わった。

10月17日、中9週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（17戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（18戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るピンクペガサスを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って雨中の激闘を制した。

11月28日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（19戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

5歳（2010年）

1月31日、中8週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた28戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（20戦2勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた30戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（21戦2勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。