アイライズスタート（2002年生、母ナスノヴィーナス）

アイライズスタート（2002年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したナスノヴィーナスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、地方29戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の東風特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田中昇によって325.5万円で落札された。

栗田裕光厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2005年）

5月29日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は471kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマルゼンブレーブにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のガブリエルチャーシに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったピエールゴクウを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウエノマルジャパンに7馬身の差をつけて制した。

9月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のコスモス特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のワイエスビンゴに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

10月5日、中4週で迎えた7戦目は、オリオン座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジャーワールドを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

11月18日、中5週で迎えた8戦目は、駒込特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月29日、中5週で迎えた9戦目は、ウインターテール特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスプリユニオンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2006年）

1月20日、中2週で迎えた10戦目は、初凪特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月7日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、渋谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた12戦目は、鷹番特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた13戦目は、亀有特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

5歳（2007年）

1月25日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったリワードレオンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月22日、中3週で迎えた15戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、東風特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のケイアイトマホークに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、一般B3四（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月1日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、涼風特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた19戦目は、花野特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2008年）

2月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から39kg増やして迎えた21戦目は、一般C1四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた22戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダイワオリエント決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月13日、中2週で迎えた26戦目は、いるか座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、目黒区特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた28戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、海王星特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。