コシキワールド（1984年生、母ワールドカホー）

コシキワールド（1984年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時10歳）と交配したワールドカホーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

9月14日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったダイナスコッチにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のナムラスパークに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳400万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた5戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3歳（1987年）

3月22日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルブツロンリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（3戦1勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい17着に終わった。