ハテナビト（2021年生、母タイセイヴィグラス）

ハテナビト（2021年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のHawkbill（当時8歳）と交配したタイセイヴィグラスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。主な勝ち鞍は2024年の2024ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド園田第2戦(C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田昇史から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって627万円で落札された。

吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月20日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2024年）

6月16日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた6戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

9月13日、中5週で迎えた8戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったグランゲレーロに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、セルライトスパ大須賀☆来場記念（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

10月30日、中1週で迎えた11戦目は、トルマリン賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったメイショウヤスマサにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったレガッタに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた13戦目は、土方颯太騎手を鞍上に迎えて、2024ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド園田第2戦（園田ダート1870m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るバッジオレディネロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土方颯太騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2025年）

4月10日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したラキアレクサンダーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノディオーサに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、森脇健児☆来場記念（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（5戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターダストレインに約10馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

6月26日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ジェイド特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したスワルナパクシャにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月22日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、一般B5（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた21戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。